四柱推命
生年月日(+時間)だけでよく当たることから、昔から四柱推命は人気の占術です。
しかしタロットや霊感で鑑定を行う占い師の数と比べると、四柱推命を使う占い師はかなり少ないです。
人気で当たるのに何故?と思ってしまいますよね。
四柱推命を扱う占い師が少ない理由を簡単に言ってしまえば、難しいからです。
四柱推命の起源は古く、数百年前とも数千年前とも言われています。
その間ずっと人の運命を推しはかったり実証してきたわけですから、蓄積された研究データは膨大で、複雑です。
それを、干支や五行などなど、様々な視点から調べ「この生年月日(+時間)の人は、こういう運命。」と導きだすわけです。
でも、生年月日(+時間)だけでどうしてその人の持つ運命とか先の事が当たるの?って思ってしまいますよね。
例えばの話ですが、人生で初めて母親の体の中から出た時、最初に触れる空気が冬の季節で冷たかったら?逆に日差しが強くてまだ目が開かないのに光と温かさを感じたら?(今は分娩室で生まれるのが一般的ですが…。)
初めて感じ取って知るモノ、つまり生まれて最初に経験していく事が、その後の人生の“何か”に少なからず影響しそうな気がしますよね。
夏生まれの人は活発だからこういう運命。冬生まれの人は我慢強いからこういう運命。とか。
四柱推命がよく霊感とは対極に位置する占術とイメージされるのも、理論的だからかも知れません。
ですが、実際の鑑定ではこんな簡単に「アナタはこういう運命」と、結果が出るわけではありません。
それは基本的に四柱推命は鑑定を受ける人が「生まれ持つ資質・適性や運命を知る為の占術」だからです。
つまり同じ時間に生まれた二人がいて季節や太陽の位置が同じでも、育つ環境や経験していく事は違うので全く同じ人生にはならない…という事です。
四柱推命は、生年月日(+時間)からその人の運命を導きだしますが、鑑定を受ける人の「知りたい事」が当たるか当たらないかは、占い師の四柱推命に対する理解の深さと同じように、鑑定を受ける人がどういう環境で生活してきたか、そして今まで努力した事、経験した事を占い師が深く理解することが重要な要素になります。
つまり、生まれ持った適性や運命と現在とがどうズレているのか、どう修正すれば良いか、じっくりと見極める必要があるという事ですね。
しかし、電話占いではどうしても「鑑定時間」という壁が立ちはだかります。
結果が出るまで悠長に待っていられない。と思う人も多いと思います。
傾向として、四柱推命で人気だったり当たると有名な占い師は、鑑定が早く比較的鑑定歴が長い傾向にあります。
もちろん例外もあります。
とにかく早いとか、とにかく当たるとか。
四柱推命の占い師を選ぶ時は「経験と実績」に注目してみるのも良いかもしれません。
しかし、誰に鑑定してもらうかを選んだ後、鑑定を受ける側にも必要最低限用意しておいた方が良い事があります。
それは「生まれた時間」。
これがわからないと、四柱推命ではなく三柱推命になってしまいます。
時間がわからなくても占えるし当たるという凄腕占い師もいるとは思いますが、わからない部分を補てんするために推察・試行錯誤し、余計な時間がかかるかもしれません。
生まれた時間を親に聞くことが出来ない場合、自分の母子手帳を探したり、記録が残っていれば出生届を閲覧しに行ったり…場合によっては少し手間がかかる…。というのが四柱推命の意外な特徴ですね。
しかし、そこから得られる結果や情報は的中率が高く、当たると人気の占い師は四柱推命も使用出来る場合が多いです。
占いには占術によって適した質問内容や相談内容がありますが、
四柱推命は「自分らしさ」「今の生き方」そして「相手に違和感を感じる」などなど、自分の事を中心的に知りたい方には適した占術と言えますね。