霊感
霊感。
この言葉はテレビ番組で取り上げられるなどの事で誰でも聞いた事があると思いますが、占いでもこのような特別な力が使われている事をご存知ですか?
一般的に「霊感がある」と言われる人は幽霊が見えるとかそういう事から言われる事が多いと思うのですが、これが占いにどのように関わってくるのか考えてみましょう。
霊感というのはそもそもなんなのか、定義するものがないので難しい問題ですが、一つの説として「常人離れした感受性」というものがあります。
身近なもので言えば「女の勘は鋭い」というような言葉はよく聞きますが、これを更に鋭くしたようなイメージです。
テレビなどで「今○○がいた気がする」「この先に進んではいけない気がする」このような台詞を耳にした事がありませんか?
まさにこのように危険や異常を察知する能力こそが霊感なんです。
霊感が危険を察知する能力だとしたら、占いにはもってこいの能力ですよね。
実際周りの体験した人の話を聞いてみると「よく当たる」という報告の他「今までの占いとは何かが違う」とか「当たるって感じではなかったけど何をしてはいけないとかいうアドバイスがピンポイントで驚いた」など普通ではあまり聞かない感想が多いように私は感じました。
そして占い師の紹介などでは霊感と一括りで表示されている事が多いのですが、その中でも突出している能力は異なります。
危険を感じ取るのが得意な先生、今後のビジョンや現状、過去を見るのが得意な先生など様々です。
この霊感を使って何かを見る能力は霊視と呼ばれており、似た言葉で透視がありますが、霊視の場合は現状や心境だけではなく過去や未来までも見る事が出来ます。
かといって100%当たるのかと言うと難しいところで、霊視を使って見る事が出来るのはあくまで現状での未来です。
いい結果が出てそれを相談者に伝えた事実や、相談者が良い未来を期待してしまう事で現状そのものが変わってしまい、その事で未来が変わってしまうという事もよくあるそうなんですよね。
更に難しいのが変わった結果がいい方向に向くのかどうかはわかりませんし、伝えても未来が変わらない事もあるんだそうです。
ですがこれは逆に悪い結果が出た時に回避する事にも繋がるのではないかと思います。
霊感や霊視を使う占い師さんの中には良い結果が出た場合はそのまま良い結果へと導けるように相談者へ伝えない事があるそうなのですが、その事で相談者からの信用を得る事が出来ず、悩んだ挙句に占い業界を去る事があるという話も聞いた事があります。
当たる占いと考えた時に霊感はとても優秀な占術だと思いますし、誰にでも真似出来る占術ではありませんから、折角お力を持っている先生がそのような理由で辞めてしまうのは悲しい事ですよね。
当たる事を楽しみに占いをしている人からしたらちょっとつまらないなって感じるかもしれませんが、幸せになる為の占いをと考えた場合には、とても効果的な占術になるのではないでしょうか。