算命学
算命学はあまり聞きなれない占いなのではないでしょうか。
しかし『陰陽』というのは有名ですよね。
それにちなみます。
そして、算命学は陰陽五行説と干支と十千を合わせた中国から来た学問の事なんです。
それを占いに転換したものと言っても過言ではありません。
では陰陽五行というのは何か。
それは中国から受け継がれる自然界を陰と陽に分割し、またその自然界は木、火、土、金、水、の5つの要素で成り立っていると考えているというものです。
姓名判断でもこの陰陽五行は使いますし、割と身近に占い方法として触れているものなんです。
そして『陰陽』は互いに働きかける事と、互いに生じ、互いに衰退する考えで、この循環していく考え方が基になっています。
壮大な事になりますが、宇宙は自然であり、また人間も宇宙の一部であるという思想が、占いをする人を簡単に読み解いてしまうのです。
宇宙を取りこんでいますし、当たるという概念がしっくり来るとも言えます。
歴史も古いですしね。
そう、正に歴史が古くスケールが大きい事により、これが当たる・当たりやすいという意味合いをもたらすことになると考えます。
次に十干とは何かです。
それは木の幹が語源と言われています。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の漢字で表します。
この十種を十干と呼び、五行である木・火・土・金・水に当てはめて、それに陽を表す兄と陰を表す弟を順に組み合わせたものになります。
非常に複雑そうですけれど、慣れてくれば簡単です。
しかも多少、複雑でより深みがなければ当たるという事には近づけませんからね。
簡単に明記するとこのようになります。
甲(木の兄→きのえ)
乙(木の弟→きのと)
丙(火の兄→ひのえ)
丁(火の弟→ひのと)
戊(土の兄→つちのえ)
己(土の弟→つちのと)
庚(金の兄→かのえ)
辛(金の弟→かのと)
壬(水の兄→みずのえ)
癸(水の弟→みずのと)
では次にこの占いによって注意点を少し、そして当たるという事を実感する前にこの三つは念頭に入れて置いて下さい。
[1]星に上下・吉凶・善悪は無いという事です。
星そのものに良い悪いはないのでその点を注意して当たる実感を得て下さいね。
[2]異常という文言には、悪い事ではなく、個性であるという考えです。
異常と聞くと悪い印象を受けると思われがちですが、算命学では個性と捉えます。
他にも『奇』 『非』 『変』 『はみ出し』 など、負を連想する言葉がよく出ますが、それらを『悪い』と位置づけることは、算命学ではしませんのでご注意下さい。
自分だけの価値観で物事を見据えない事が大事なんです。
[3]天中殺は耳にした事があると思います。
これはは悪いことではありませんし、怖いことでもないことを知っておいて下さい。
思い抱いている天中殺のイメージを拭って、ぜひとも新しい気持ちで天中殺のことを知って欲しいですね。